こにし歯科医院のブログ
2022/10/28フッ素塗布 ⑤
フッ化物洗口 ①
フッ化物洗口は、比較的低濃度のフッ化物水溶液を頻回ぶくぶくうがいをすることによって、萌出後の歯に直接フッ化物を作用させる方法です。洗口は下を向かずに、まっすぐ前を向いてぶくぶくうがいをします。
洗口の頻度には毎日法(毎日1回法、週5日法ともいう)と週1回法があり、それぞれの処方や術式が違います。毎日法は洗口液が0.05%フッ化ナトリウム水溶液(フッ化物イオン濃度としては225ppm)と比較的低濃度であることから、保育園や幼稚園児に向いています。1回の洗口液量は5ml(7ml使用のこともある)と少量です。これに対して週1回法は0.2%フッ化ナトリウム水溶液(フッ化物イオン濃度としては900ppm)と毎日法の4倍の濃度で、1回の洗口液量は10mlで、小学生以上の年齢に向いています。
わが国の就学前児童のフッ化物洗口は、保育園や幼稚園の4歳児及び5歳児を対象に、看視下において30秒~1分間洗口するのが最も一般的です。その実施に先立って水で洗口練習を行い、洗口可能になった児童に実施することが求められています。以下、こうした標準的な術式(標準法)について述べることにします。
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